自ら高みを目指しつつ、周囲の人間も感化することはリーダーに欠かせない能力であり、広く世の中の役にも立つ。
職場では否応なくリーダーの役割を果たさなければならない場面も出てくるし、職場以外でも、その気はなくとも先頭に立たざるを得ないこともよくある。
リーダーシップは煎じ詰めれば次の公式に帰結する。
●リーダーシップ=未来の地図を描く*エンジンに点火する*ギヤをトップに入れる
リーダーはまず最初に、説得力のある未来像(ビジョン)を描き出さなければならない。
次にメンバーのやる気を引き出し、目的地を目指して士気を高める。
プロジェクトやミッションが進行している間中、ずっと続けなければならない。
優れたリーダーのスタイルはさまざまだが、この3項目だけはみな最低基準をクリアしている。
では、モチベーションは、リーダーシップにどう関係するのだろう?
主に3つ挙げられる。
1)部下からやる気、本気、元気を引き出す。
2)高い目標を目指す強い気持ちは、リーダーシップの3要素全てに関わっている。
3)リーダーは「モチベーター」でなければならないが、「モチベーター」は必ずしもリーダーではない。
●モチベーションを高める6つのステップ
自分であれ、他人であれ、高い目標を目指す気持ちを奮い立たせるのは、マッチに火をつけるように簡単にはいかない。
モチベーションを高めるのはプロセスであって、一回限りの行為ではないからだ。
6つのステップを踏んでいくこのプロセス全体を「モチベーション・サイクル」と呼ぶ。
目標を達成するまで必要に応じて繰り返すとよい。
1)ビジョンを描く
ビジョンとは目指すべき未来像、説得力のある成功のイメージである。
ビジョンは無からは生まれない。
現実に基づいて発想することが必要であり、理屈をこね回しても効果はない。
想像力を働きかけ、第六感を駆使することがポイントだ。
2)起爆剤を見つける
気持ちを前向きにし、サイクルを回す促進要因を見つける。
3)自信を育てる
目標を目指す強い気持ちが自信につながる。
草花を育てるように自信を育てよう。
4)飛び込む
目的地を目指して行動を起こす。
背の立たない所に思い切って飛び込むのだ。
正しいゴールが設定され、泳ぎ切る自信があれば、必ず成し遂げられる。
5)結果を確認する
当初の目的に照らしてみて、何か問題点があれば克服する
6)フィードバックを活かす
現実を直視する。
フィードバックの受け止め次第で、その後の方向性が決まる。
そしてサイクルの中心にいるのは、言うまでもなくやる気を起こす本人である。
部下や同僚という場合もあれば、もちろん、あなた自身ということもある。
サイクルの各段階に沿って、自分のスキルや行動を常にチェックする。
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