2010年09月08日

50歳が語る 40歳台のすごし方(1)

「人生の午後は、人生の午前に劣らず興味深い。
ただ、人生の午後の意味と意図とは、人生の午前のそれとは全く異なるものである。」 (高橋義孝 『無意識の心理』)


「第二の思春期、あるいは第二の疾風怒涛期である。」(ユング)


40歳を超えたら会社や配偶者にべったりと依存してしまうのではなく、無人島にひとり残されても生きていけるような精神の自立。
そして、少々の力には束縛されない行動の自由。

このふたつがあれば、私たちはどんな状況でもプライドを持って生きていける。

そのためには、まず「心を老けさせない」こと。

周囲から身の程知らずの物笑いのタネになってしまおう。
夢や希望を抱き続けよう。

大切なものは「経験」の活かし方にある。


★「頭がいい人の45歳からの習慣術」小泉 十三 (著)
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●「せっかくこの世に生まれてきて『春』だけ楽しむのも、もったいない。
『春夏秋冬』をすべて味わうほうが断然、面白いと思う。」
−−−「中年クライシス」 河合 隼雄 (著)
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冬の中に春を見るように、春の中に冬を見る。そんな心の余裕がほしい。


●「やりたくない」が分かってくると「やりたい」ことが分かってくる。
40歳台になったら、それがより明確になってくる。
−−−「負けない中年!」東海教育研究所
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「やりたくない」を見定めるのは、「やりたいこと」を見定めるための積極的な思考だ。
少なくとも「これだけは絶対にやりたくない」というものだけはやらない。
そんな自分なりのポリシーがあっていい。

20歳代と違って、そんなに時間的余裕はないのだから。



哲学者の谷川徹三も「人生を振り返ってみると、つねに好奇心を絶やさないことが、自分の心を老けさせない最大の理由になっていたと思う」と語っている。

子供の頃を思い出せば分かるが、人は好奇心の塊から始まる。
つまり、好奇心のない人は、生まれつきなかったのではなく、生まれつきあった好奇心を「なんらかの形」で退化させてしまったのだ。

「無駄」「面倒」「もったいない」の三悪が好奇心を退化させてしまう。

好奇心とは、努力をして奮い起こすものだ。

エキサイトになれるのがいい。
(恋でも、趣味でも、ライフワークでも。)

もし、自分がエキサイトできる何かを持っていない人は、45歳から真剣に探しましょう。

40代のうちなら、きっと熱くなれるものがひとつくらい見つかるはずだ。

私の場合は、俳句の作成と鑑賞やブログ作成やツィッターだったり、クラシック音楽、ジャズの鑑賞、だ。


どんな趣味でも、まず必要なのが、「基礎作り」だ。
その基礎固めに40代から始めると、ちょうどいい。

気力、体力があるうちに始めよう。(50代になると、どちらも弱くなる。)

定年後は、あれをやろう、これをやろう、と計画している人は、少なくないはずだ。
だが、そんな計画があるならば、無理やりにでも、いますぐ実行して、今を楽しんだほうがいい。


私は、気持ちを老けさせないためには、「遊び」が一番、大切だと思っている。

「遊び」は、体力、気力とも旺盛でなければ、本気でやれるものではない。



「人は働かなければ、食べていけない」と林望は著書で言う。
そして、もし自分に何不自由なく暮らせる財産があったら、自分は汗水ながして働くことはないだろうと続ける。
とは言え、ありあまるお金があっても「遊び」だけは必須。
これなしには人生は無味乾燥になってしまう。

人は仕事はなくても生きていけるが、遊びがなくては生きていけない。
「一生懸命に遊ぶ」ことが必要だ。

そこで「仕事」の真剣さを「遊び」にいれ、「遊び」の楽しさを「仕事」に入れる。
これでこそ、両者は活性化する。

「忙中暇あり」という言葉があるが、さらに「忙即暇」までもっていく。
仕事と遊びが、たがいに境なく、相通ずる、という意味である。

僕の場合、遊びは「ブログの作成」であり、それがまた「仕事のネタ」にもなる。
このブログの作成という遊びの良さは、金がかならない、隙間時間に作れる、ちょっとした工夫でアクセスを上げられるし、それを考えずに「野放図に」ブログを作っても、誰からも叱責されない、というところだ。

ただし、遊ぶからには徹底的に遊び、他者の追随を許さないほどにブログを創る、という他人には全く理解不能のポリシーもあるところが僕の特徴だな。




心を老けさせない「遊び」といえば、僕にとってはブログ作成だと前回、書いた。

唐突ですが、あなたもブログを始めてみませんか?
全て無料で、できます(しかも、ちょっとしたお小遣いをもらうことも可能です)。
ブログ作成は、きっとあなたの創造力を刺激します。

●ブログをやりたい方は以下にアクセス。
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さらに心を老けさせないための習慣術として、多分、究極は「何もしないこと」だろう。
「何もしないこと」に罪悪感を覚えるなら、読書もいい。
それも「徒然草」ならば最高だ!

そして「徒然草」を読んだ感想をブログに書く。
これでひとり遊びは完遂する。


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posted by ホーライ at 03:32| Comment(0) | ●40代の方に贈ること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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